シェアビジネスのすすめ

シェアビジネスの仕組み

シェアビジネスとはWebサービスや専用アプリを介して、さまざまな物品やサービスを個人間で貸し借りする仕組みです。空き部屋や車、バッグや時計、ペット、家事や保育士も気軽にシェアできます。

出典写真(以下全て):写真AC

遊休資産を個人間で貸し借り

今までの物品の貸し借りはレンタカーやレンタルDVDなどに限定されましたが、現在は個人間で貸し借りをする「シェアリングエコノミー」という概念が一般化しました。シェアリングとはsharing(共有)という意味です。

sharing(共有)+economy(経済)=シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーにより、何かが必要なときには買うのではなく、借りる、共有する、交換するといった効率的な選択肢が増えていき、その中で収益を得ようとするシェアビジネスの市場が急拡大しています。

特に日本におけるシェアビジネスは「部屋や駐車場などの場所のシェア、車や自転車などの移動のシェア、服や家具などの物品のシェア、知識や仕事などの人材のシェア」といった4タイプに分かれていると思います。

さらに資金などのお金のシェア、文章や動画などのコンテンツもシェアといった形で広がっているようにも思えます。Twitter、Facebook、LINEで個人間のつながりも深まりましたし、これからはスマホを使って、リアルな物品やサービスをシェアする時代なのでしょうか。

実質労働時間は受け渡しなどで1~2時間程度?

場所系のシェアでは現場の清掃やセッティング、鍵の管理などが労働時間に含まれます。ただし、場所が使われている間はフリーですので、実労働時間は1時間もかかりません。

移動系のシェアではシェアリングサービスを提供している企業によって、業務効率が変わります。例えば、車の貸し借りでは借りる人に鍵を貸したり返してもらったりしないといけません。ただし、一部の企業ではキーロックをスマホ化することで、鍵の受け渡しが不要になるサービスもあります。いずれにしても労働時間は鍵の受け渡し、返却後の清掃とメンテナンス、顧客とのやりとりで1時間程度です。

物品系のシェアでは顧客とのやりとり、発送作業、返却作業、メンテナンスであり、こちらも1~2時間かからないため、一般的なアルバイトよりも作業に対して効率的に収益が得られることが急速に拡大してきている要因でしょうか。

場所系や物品系のシェアリングは使用していないものを貸すのみなら、やり取りも楽ですしね。

収入は貸し出すもので変動する

シェアビジネスの収入は貸し出す物品やサービスによって、1件100円~10万円以上と幅が広いです。例えば、車をシェアする場合、軽自動車は24時間で2000円程からありますが、ランボルギーニなどのスーパーカー(笑)は24時間で10万円以上になります。

単価が安い自転車では100円なんてのもありますし、アウトドア用の長机は800円とか、ペットでは3000円程度が相場だったりします。高級バッグからベビーベッドまで何でもシェアできるため、1件あたりの収入は物品で大きく異なっています。

その中でも

①買うには高価である

②利用機会も限られている

③たまに必要となる

という条件が揃った物品やサービスへの需要が、シェアビジネスでは期待されているんだと思います。

シェアリングサービスの例を紹介

時代はすべての物品やサービスがシェアされるようになってきました。自分たちが副業でシェアビジネスを始めるとした場合、次の4つのジャンルからシェアできる対象を決めまてみてはいかがでしょう。

場所系シェアリング

すでにシェアできる固定資産を保有しながら、ほとんど使っていない人はそれらを有効活用できるチャンスです。また、民泊のために新たに初期投資をしたり、実家の駐車場を登録している人もいます。

種類内容
民泊世界最大手のAirbnbでは192カ国で個人間の部屋貸しを展開しています。部屋の鍵をスマートロックにすると、鍵を受け渡すことなく、部屋を貸せます。
住宅シェアOYO LIFEは部屋を移り住みたい人のサービスです。アプリで即日入居できる物件を探し、最短30分で入居手続きが完了します。家具家電付きでホテルのように部屋を変えるスタイルです。
駐車場シェアakippa特Pは全国の空いている駐車場を会員間でシェアリングできるサービスです。大型施設や観光地の近くに住む人は、土日に繁盛します。
駐輪場シェアCharippaでは個人宅の空きスペースを駐輪場として貸せます。
物置きシェアMonooQでは空いているスペースを持つ人と部屋に荷物を置きたくない人をマッチングしてくれます。個人間のやり取りにトラブルがないようルールや保険も整っています。
荷物置き場シェアecho cloakには世界中の店舗や住宅が荷物置き場として登録されています。繁華街に在住の人もスーツケースやベビーカーを預かるお小遣い稼ぎができます。
倉庫シェア空き倉庫を1カ月単位で貸し出すSOUCOでは、倉庫保有者と利用希望者をマッチングします。レンタル倉庫を経営している人は、シェアリングでお客さまが見つかります。
スペースシェアスペースマーケットでは会議室、古民家や有形文化財、旧小学校など、あらゆる建物をレンタルスペースとして貸し借りできます。
オフィスシェアサーブスコープにはコワーキングスペースが多数登録されており、気軽に借りられます。個人でも空き部屋にWiFiやデスクを設置して、部分貸しを始めている人もいます。
飲食店シェア軒先レストランでは飲食店を貸したいオーナーと飲食店を始めたいユーザーをマッチングしてくれます。メリットは初期費用0円で店舗を間借りできことです。
農地シェアシェア畑では日本中に点在する遊休農地や耕作放棄地と、それを使いたい人をマッチングしています。実家の両親が所有する農地を安定的な収益源にするチャンスです。

場所系シェアリングでは、不動産や自家用車などの資産がないと始めにくいです。しかし、自宅内にある1畳分のスペースを荷物置き場として貸し出すサービスもあり、小さな資産をシェアできるようになってきています。

移動系シェアリング

自家用車や自転車、タクシー、配達などをシェアします。平日は使わない自動車なら手軽に貸せますし、同じ方向へ行く人とマッチングして、一緒にタクシーに乗る仕組みは節約効果もあり、需要が伸びています。

種類内容
カーシェアAnycaカフォレでは個人が所有する車を貸し借りできます。都市部では車を所有しない世帯が多く、レンタカーより割安に借りられるファミリカーが人気です。
カーシェア(BtoC)カーシェアにはCtoC(個人間)とBtoC(法人対個人)があります。BtoCではタイムズなどが有名です。
自転車シェア個人間ではありませんが、札幌のポロクルとか金沢市のまちのりMobikeでは街中にある自転車を自由に借りられます。また、放置自転車をシェアできるCOGOOなんてのもありました。
ライドシェア運転する人と移動したい人をマッチングします。UberLyftに運転手として登録することで副収入が得られますが、日本国内では法規制により利用できないようです。
相乗りシェア同じ行き先の人同士でタクシーをシェアすることができます。nottecoUberを使えば、終電を逃しても通常の1/2~1/4の割り勘で帰れます。
宅配シェア配達してほしいユーザー、個人で宅配を請け負う人、配達を頼みたいレストランをマッチングします。有名なUber Eatsの配達は時給換算で1300円以上は稼げます。

車を貸したい人と車を借りたい人をつなぐサービスなど、シェアビジネスはスマホアプリで個人をマッチングすることが基本であり、移動系シェアリングはその対象が車、乗り物、運転手、配達に分かれています。

物品系シェアリング

スマホで中古品を簡単に探せるフリマアプリは、個人間の売買をスマートにしました。また、ブランドバッグや時計、ベビーカー、家具などの高価なものは、個人から有料でシェアしてもらうサービスが便利になっています。

種類内容
フリマアプリメルカリラクマなどのフリマアプリは目的の商品が探しやすく、割安かつ匿名で配送できることから、これも物品をシェアする代表例となるのだと思います。
私物貸し出しAlice.styleでは高級家電、家具、ベビー用品、ゲーム、カメラ、アウトドアグッズなどを気軽に貸し借りできます。
ブランド品シェア個人間ではありませんが、Laxusなどではパーティーや結婚式などでおしゃれしたい女子のために、有名ブランドの品々のシェアリングサービスを展開しています。
服シェア個人間ではありませんが、airClosetメチャカリでは月額制で洋服を借りられます。おしゃれなアイテムをみんなでシェアする仕組みです。
子供服シェア子供の成長は早いため、一時的に使った子供服は頻繁に売買されます。キャリーオンではバッグに詰めて無料配送、Lynksでは1980円でおさがりが選び放題です。
おもちゃシェアトイサブでは月齢にあった知育玩具をレンタルできます。
家具シェア個人間ではありませんが、CLASでは1カ月単位で家具や家電をレンタルできます。注文から設置、交換までスマホで完結するサービスです。
写真素材シェアPIXTAでは自分が撮った写真を有料で販売できます。
フードシェアTABETEではランチ後や閉店間際に余った食事がある飲食店とそれを食べたい人をつなぎます。食品廃棄が削減できます。
ペットシェアペットを個人間でレンタルできます。飼い主としてはエサやりや散歩を代行してもらえるメリットがあります。日本国内では個人間シェアのサービスは準備中みたいです。
テスト問題シェアFind!教材シェアというのもありました!テスト問題や教材を売買できます。学生や学習塾講師もお小遣い稼ぎに出品しています。
資金シェアCAMPFIREMakuakeなどのクラウドファンディングは、資金を貸したい人と借りたい人をマッチングする仕組みになるでしょう。副業では投資先の1つとしても利用できます。

人材系シェアリング

場所、移動、物品系は有形資産でしたが、人材系は得意なこと、スキルや経験をシェアしてお金を稼ぐスタイルであり、副業向きです。主にクラウドソーシングや専門アプリを使って、人材と案件をマッチングします。

種類内容
空き時間販売個人の時間を30分単位で売買します。例えば、タイムチケットには「子供に逆上がりを教えます」など、専門家や相談相手として登録できます。
お手伝いシェアANYTIMESでは家具組み立てからペットの散歩まで、個人間の仲介を請け負っています。便利屋の副業を始めるときにも利用できるアプリです。
クラウドソーシング大手のクラウドワークスには10万社以上の企業と100万人以上の会員が登録しています。学歴や面接が不要、スキルをお金に換えられ、自由な時間に在宅でできます。
スキルシェアココナラには本業で磨いたプレゼン資料の作成から趣味で極めた占いまで、多数のスキルが登録されており、それらを必要とする顧客とマッチングしてくれます。
家庭教師シェアスマートレーダーは家庭教師と生徒をマッチングするサービスです。時給も自分で決められるため、家庭教師の副業をするときにおすすめです。
企画職シェアサンカクに登録することで、別企業のプロジェクトや企画会議にマーケターとして参加できます。
コンサルシェアビザスクには製造業から金融、ヘルスケアまで、あらゆる業界の知識人が登録しており、コンサルやアドバイザーを探す人とマッチングしてくれます。
家事シェア掃除代行、料理代行、買い物代行などを家事全般のシェアです。例えば、CaSyにハウスキーパーとして登録すると、時給1450円以上で案件を受注できます。
シェフシェアシェフシェアはシェフが副業で個人宅で料理を作ります。ママ会や誕生会で需要があり、その場でプロの料理が食べられます。
料理シェアKitch Hikeは料理する人が食事会を開催し、アプリを通して食べたい人の参加を募ります。料理する人は参加費の80%を受け取れます。
子育てシェア近所に住んでいる人に子育てを依頼できます。キッズラインはベビーシッターをマッチング、アズママは送迎や託児のサポートを受けられます。
ペット預かりシェアDogHuggyは愛犬家とワンちゃんをマッチングするサービスです。散歩は2000円、送迎は1000円、宿泊は7000円などの報酬がもらえます。
体験ガイドシェアTABICAではユニークな暮らしやオリジナルの体験を提供しているホストと、旅先で非日常を体験したい人をマッチングしてくれます。

スキルシェアと以前からある人材紹介との違いは、個人間取引になると思います。家庭教師、家事代行、観光ガイドなど、すべて業者を通さずに個人間で受発注ができます。その先駆けがクラウドソーシングであり、大手のクラウドワークスには200種類10万社以上の仕事が登録されてると言われています。

この中で人気のシェアリングサービスとしては、人材系は全般的に伸びているみたいですね。

副業でシェアビジネスを始めてみる

シェアビジネスで稼ぐまでの流れは、スマホアプリのおかげでスムーズになりました。シェアする物品やサービスごとにシェアリングサービスが存在しますので、そこにアプリやサイトから会員登録をして、商品を公開します。

顧客が見つかったら、日時や金額の簡単なやり取りをして、物品やサービスを提供すれば、後日シェアリングサービスから入金があります。

  1. ウェブで「○○シェア、○○マッチング、○○代行」と検索します。
  2. 基本的にはアプリをインストールして、会員登録が完了されます。
  3. シェアしたい物品やサービスを登録します。
  4. 顧客からシェアの要望が来るまで待ちます。
  5. 顧客が見つかったら、日時や金額の簡単なやりとりをします。
  6. 物品やサービスを提供します。
  7. 報酬はシェアリングサービスを経由して、入金されます。

個人同士で直接やり取りするわけではなく、シェアリングサービスを仲介することで、トラブルを未然に防いだり、解決のサポートが受けられます。車や時計の場合は自動的に保険に加入する仕組みがあるサービスも多いようです。

まとめ

代行業は業者に依頼する堅いイメージが残っていて、顧客にはは抵抗感があるかもしれません。そのため、スマホアプリ1つで「人をシェアする」というコンセプトのほうが、ブランディングに優れているのだと思います。

また、クラウドソーシングとも仕組みは似ていますが、クラウドソーシングはデザインやプログラムなどのクリエイティブ系の仲介から始まっているため、それらとは一線を画す意味でもシェアという言葉が今の時代には合っているのだと。そしてサブスク(サブスクリプションサービス)なども同じように、一般化していくのかもしれません。

副業とまでいかなくても、まずはアプリやサイトをチェックしてみて、利用する側から始めてみるのもおすすめです。案外、購入しなくてもシェアしたほうがお得なことが多いようですしね。

ただ、こういったサービスは都心部などでは充実していますが地方では、利用できるコンテンツも少なく、これが拡大されると生活はグンと変わっていくのだと思います。


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